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Author:あすなろおじさん

「近・現代史」に興味があり、日々「美しい国・日本」を夢見ているちょっと(?)歳をとったちょっと太めの“あすなろおじさん”です。※※※※※※※※※
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裁判官の欺瞞
 『…深見敏正裁判長は「書籍に記載された内容の自決命令を発したことをただちに真実とは断定できない」としながらも、「(命令の)事実については合理的資料や根拠がある」と認定。名誉棄損の成立も認めず、原告側の請求をすべて棄却した。…』

 このような“訳の分からない悪文”を平気で臆面もなく弄するのが裁判官である。「AはBと“断定できない”しかし「AはBであるという“合理的資料や根拠がある”、よって「原告側の請求をすべて棄却」。
 “合理的資料や根拠がある”のならば“断定”しなければいけない。それが“法の番人”としての務めであろう。一般常識として“断定できない”のは“合理的資料や根拠がない”ということである。このような当たり前のことが分からないのであろうか、裁判官ともあろう者が。
 即ち、言いたいことは「疑わしきは罰せず」ということか。しかし、よく考えてもらいたい。要は「名誉毀損」である。「“真実とは断定”できない事柄」によって「名誉を毀損」をされたと訴えているのにもかかわらず、この“深見敏正”とかいう裁判長は「名誉毀損の請求を棄却」してしまっている。そして、その理由が“断定はできない”けれども“合理的資料や根拠がある”“認定”したからだという。『“断定はできない”ものを“認定”する』ということだ。一体何様のつもりでいるのかこの裁判官は。まさか自らのことを“神様”だとは思ってはいまい。
 以下に転載の記事に今般の大阪地裁の深見敏正裁判長による“判決の要旨”が記されている。
 この“要旨”を読む限りにおいては、如何に“法曹界の常識”“一般常識”とかけ離れているかがよく分かる。あくまでも“既得権益”を擁護する為の“詭弁(レトリック)”であり、決して“事実・真実”を問うものではないことがあからさまにその論旨には現れている。“裁判官”ともあろうものがこのような“詭弁”を弄して恥ずかしくはないのであろうか。おそらく相当国民を“なめている”としか考えられない。今さらながらに“法曹界”の人たちの“常識”とその“人間性”を疑ってしまう。このような人間が“裁判官”を勤めているのである。これでは“法の公正”など誰も信じるものは居なくなる。権威に阿り、利権に迎合するのが現実の法曹界の姿であり、自らの“栄達(立身出世)”、そして“保身”に明け暮れているのが私が知る“裁判官”といわれる人間の“実態”である。そこには“優れた人間(真実を追究しようと努力する人間)”としての魅力が微塵も感じられない。あるのは“堕落した人間(保身“既得権益の擁護”に明け暮れる人間)”の姿である。ものごとの“本質”を捉えることができず、“既成観念”に囚われて、ただ闇雲に人を蹴落とし自らの欲望を達成することを目的とした“勤勉”により鍛えられたレトリックを屈指して、無理やりに論理を帰結させている、いわゆる“優等生”の姿しかそこには見えない。そしてその“独善的な論考”の後ろ盾になっているのが“法律”“権威”という人間が作り上げた“未熟な時代物語”“借り衣装”である。おそらく“悪文”を読みすぎて思考回路が麻痺してしまっているのであろう。そのような人間が“法曹界”には屯しているように思えて仕方がない。いわば人間として“未熟な集団”が少なくとも“日本の法曹界”の姿である。いわば“現行の法律の文言”の範疇でしかものごとを語れない“偏執狂的保身集団”ともいえようか。勿論、だからこそ“法治国家”が成り立つともいえようが。
 何れにしろ、このような“不当(偽善)判決”を繰り返している限り、“法の威厳”は失われるばかりである。自らは職務に忠実に働いているつもりではあろうけれども、それが故に“法律への尊厳”は闇の彼方へと消え去ってしまっている。“優秀な官僚としての裁判官”には“テキスト(教科書)”にはない“正常な思考回路”が失われてしまっているのであろう。これが法曹界に限らずあらゆる社会で垣間見られる“学業だけ秀才”と思われるの者たちの宿痾でもある。後は控訴審に期待するしかない。とはいえ、高齢の原告である元座間味島戦隊長で元少佐の梅沢裕さん(91)と元渡嘉敷島戦隊長の故赤松嘉次・元大尉の弟さんの赤松秀一さん(75)のご健康が気にかかる。
 

“msn産経ニュース”より

元守備隊長の請求棄却 沖縄集団自決訴訟
2008.3.28 11:14

 先の大戦末期の沖縄戦で、住民に集団自決を命じたとする誤った記述で名誉を傷つけられたとして、旧日本軍の元戦隊長と遺族が、ノーベル賞作家の大江健三郎氏(73)と岩波書店(東京)を相手取り、大江氏の著書「沖縄ノート」などの出版差し止めや2000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が28日、大阪地裁であった。深見敏正裁判長は「書籍に記載された内容の自決命令を発したことをただちに真実とは断定できない」としながらも、「(命令の)事実については合理的資料や根拠がある」と認定。名誉棄損の成立も認めず、原告側の請求をすべて棄却した。原告側は控訴する方針。

 戦後、定説のように流布された「隊長(軍)命令説」の真実性が最大の争点だった訴訟は日本史の教科書検定にも影響を与えたが、判決は、軍が上意下達の組織だったとして元隊長らの「関与」を認め、大江氏らが命令説を真実と信じた相当の理由があると判断した。判決は、真実性について明確には認めなかったが、大江氏らが命令説を真実と信じた相当の理由があったとして、名誉棄損を否定する「真実相当性」を棄却の根拠とした。

 原告は元座間味島戦隊長で元少佐の梅沢裕さん(91)と元渡嘉敷島戦隊長の故赤松嘉次・元大尉の弟、秀一さん(75)。対象となったのは「沖縄ノート」と、歴史学者の故家永三郎さんの「太平洋戦争」(岩波書店)の2冊。

 深見裁判長は、多くの体験者が手榴(しゆりゆう)弾は自決用に交付されたと語っている▽沖縄に配備された第32軍は防諜を重視し、渡嘉敷島では部隊を離れた防衛隊員の島民を処刑した▽自決のあったすべての場所に日本軍が駐屯し、駐屯しなかった場所では自決がなかった▽軍は両元隊長を頂点とする上意下達の組織だった-などとして軍や元隊長が自決にかかわったと認めた。

 大江氏は昭和45年に発行した「沖縄ノート」で、「住民は部隊の行動をさまたげないために、また食糧を部隊に提供するため、いさぎよく自決せよ」という戦史の文言を引用して両島の隊長命令説を記述。特に赤松元大尉については「集団自決を強制したと記憶される男」「戦争犯罪者」などと記した。

 大江氏は昭和45年に刊行された『沖縄ノート』で、研究者による戦史の文言を引用して両島の隊長命令説を記述。特に赤松元大尉については「集団自決を強制したと記憶される男」「戦争犯罪者」などと記した。

 集団自決隊長命令をめぐっては、作家の曽野綾子さんが渡嘉敷島の現地取材を経て48年に出版した『ある神話の背景』で疑問を投げかけた。さらに、座間味島の生存者の女性が生前、「軍命令による自決なら遺族が年金を受け取れると説得され、偽証した」と吐露したことを、娘が平成12年に出版した本で明らかにするなど、隊長命令説の信憑性は大きく崩れている。した。

                  ◇

 藤岡信勝・拓殖大教授の話 「全くの不当判決だ。大江氏は『沖縄ノート』で根拠なく隊長命令があったと明言し、なかったという住民らの証言に耳を傾けようとしなかった。さらに自決するなと言わなかった元隊長の不作為を《命令》だったと、裁判のための理屈を並べた。この論理が法廷で通用するはずがない。大江氏ほどの文学者が《命令》という日本語をねじ曲げていることにほかならない。最近は座間味島の元隊長が、自決をするなと止め、自決のために忠魂碑前に集まった住民らを解散させたとする証言も出てきた。いまだ命令があったとする主張を続けるのは許し難い。それだけに全く想定できない判決で残念だ」

                    ◇

 沖縄戦の集団自決をめぐる訴訟で、大阪地裁が28日言い渡した判決の要旨は次の通り。


【1】 『沖縄ノート』は、座間味島及び渡嘉敷島の守備隊長をそれぞれ原告梅沢及び赤松大尉であると明示していないが、引用された文献、新聞報道等でその同定は可能であり、本件各書籍の各記載は、原告梅沢及び赤松大尉が残忍な集団自決を命じた者であるとしているから、原告梅沢及び赤松大尉の社会的評価を低下させる。

【2】 『太平洋戦争』は、太平洋戦争を評価、研究する歴史研究書であり、『沖縄ノート』は、日本人とは何かを見つめ、戦後民主主義を問い直した書籍であって、原告梅沢及び赤松大尉に関する本件各記述を掲載した本件各書籍は公共の利害に関する事実に係わり、もっぱら公益を図る目的で出版されたものと認められる。

【3】 原告らは、梅沢命令及び赤松命令説は集団自決について援護法の適用を受けるためのねつ造であると主張するが、複数の誤記があると認められるものの、戦時下の住民の動き、非戦闘員の動きに重点を置いた戦記として資料価値を有する『鉄の暴風』、米軍の『慶良間列島作戦報告書』が援護法の適用が意識される以前から存在しており、ねつ造に関する主張には疑問があり、原告らの主張に沿う照屋昇雄の発言はその経歴等に照らし、また宮村幸延の『証言』と題する書面も同人が戦時中在村していなかったことや作成経緯に照らして採用できず、『母の遺したもの』によってもねつ造を認めることはできない。

【4】 座間味島及び渡嘉敷島ではいずれも集団自決に手榴弾が利用されたが、多くの体験者が日本軍の兵士から米軍に捕まりそうになった際の自決用に手榴弾が交付されたと語っていること、沖縄に配備された第三二軍が防諜に意を用いており、渡嘉敷島では防衛隊員が身重の妻等の安否を気遣い数回部隊を離れたために敵に通謀するおそれがあるとして処刑されたほか、米軍に庇護された2少年、投降勧告に来た伊江島の男女6名が同様に処刑されたこと、米軍の『慶良間列島作戦報告書』の記載も日本軍が住民が捕虜になり日本軍の情報が漏れることを懸念したことを窺わせること、第一、三戦隊の装備からして手榴弾は極めて貴重な武器であり、慶良間列島が沖縄本島などと連絡が遮断され、食糧や武器の補給が困難であったこと、沖縄で集団自決が発生したすべての場所に日本軍が駐屯しており、日本軍が駐屯しなかった渡嘉敷村の前島では集団自決が発生しなかったことなどの事実を踏まえると、集団自決については日本軍が深く関わったものと認められ、それぞれの島では原告梅沢及び赤松大尉を頂点とする上意下達の組織であったことからすると、それぞれの島における集団自決に原告梅沢及び赤松大尉が関与したことは十分に推認できるけれども、自決命令の伝達経路等が判然としないため、本件各書籍に記載されたとおりの自決命令それ自体まで認定することには躊躇を禁じ得ない。

 原告梅沢及び赤松大尉が集団自決に関与したものと推認できることに加え、平成17年度までの教科書検定の対応、集団自決に関する学説の状況、判示した諸文献の存在とそれらに対する信用性についての認定及び判断、家永三郎及び被告大江の取材状況等を踏まえると、原告梅沢及び赤松大尉が本件各書籍記載の内容の自決命令を発したことを直ちに真実であると断定できないとしても、その事実については合理的資料若しくは根拠があると評価できるから、本件各書籍の各発行時において、家永三郎及び被告らが本件各記述が真実であると信じるについても相当の理由があったものと認めるのが相当であり、それは本訴口頭弁論終結時においても変わりはない。

 したがって、被告らによる原告梅沢及び赤松大尉に対する名誉毀損は成立せず、それを前提とする損害賠償はもとより本件各書籍の差し止め請求も理由がない。

【5】 『沖縄ノート』には赤松大尉に対するかなり強い表現が用いられているが、『沖縄ノート』の主題等に照らして、被告大江が赤松大尉に対する個人攻撃をしたなど意見ないし論評の域を逸脱したものとは認められない。

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沖縄集団自決 | 【2008-03-28(Fri) 18:02:28】
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