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あすなろおじさん

Author:あすなろおじさん

「近・現代史」に興味があり、日々「美しい国・日本」を夢見ているちょっと(?)歳をとったちょっと太めの“あすなろおじさん”です。※※※※※※※※※
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高山正之さん
高山正之氏のファンになってしまった。昨夜、コンビで“週刊新潮”を買った。週刊誌を買うのは何年振りであろうか。正直覚えていない。若い頃(10代の頃)はよく“平凡パンチ”を買った。今は廃刊になっているが“平凡パンチ”も“週刊誌”の一つではあろう。その所為か、その後は“週刊誌”を読むこともなく今日まで過してきた。

 しかし、高山正之氏の“変見自在”が“週刊新潮”の連載コラムと知ってはそうもいかない。尚且つ、昨日の“博士の独り言”に「…これが読みたいがために、と開いた櫻井よしこ氏の連載コラム…」等と書かれているのだから“これ”、即ち“週刊新潮”を買わないわけにはいかなくなった。私は櫻井よしこ氏の以前からのファンでもある。

“買おう!”と思い立ったのは昨日帰宅前の深夜。既に本屋は開いていない。しかし“週刊誌”ならコンビでも売っているだろうと、自宅近くのコンビをのぞいてみたら“週刊文春”と並んで“週刊新潮”が山積みに陳列されていた。思わず手に取りレジへと持参した。

 連載は既に274回を数えている。274回目の“11月22日号”のタイトルは“実名報道”。またまた“朝日”批判である。否、“朝日新聞への注進”である。ともかく高山氏の文章は私にとって小気味良い。リズミカルである。対して櫻井氏の文章は正直、少し堅苦しい。読んでいて若干疲れてくる。高山氏の文章は私に赤瀬川原平氏の文章を読んでいるような爽快感を感じさせてくれる。但し、赤瀬川氏の文章はあくまで“感性”が力強く湧き出ていて、対して高山氏の文章には“知識と諦観”が鏤められているような気がする。あくまでも個人的な感慨ではあるけれども。

尚、“高山正之氏”をネットで検索していたら、氏が“産経新聞編集委員”の頃と、“帝京大学教授”として教鞭をとっておられた頃の文章を見つけた。以下に転載することにする。

“新潮社ホームページ”より

高山正之
タカヤマ・マサユキ

1942年生まれ。ジャーナリスト。1965年、東京都立大学卒業後、産経新聞社入社。社会部デスクを経て、テヘラン、ロサンゼルス各支局長。1998年より三年間、産経新聞夕刊一面にて時事コラム「異見自在」を担当し、その辛口ぶりが評判となる。2001年から2007年3月まで帝京大学教授。「週刊新潮」に連載中のコラム「変見自在」は熱狂的ファンも多く、名物辛ロコラムとして高い人気を集めている。著書に『歪曲報道』(PHP研究所)『世界は腹黒い』(高木書房)『日本人が勇気と自信を持つ本』(テーミス)などがある。


そういえば“歪曲(わいきょく)報道 / 高山 正之”があった。何れまた。


“全国戦友会連合会”のホームページより転載

愚直な日本とあこぎな米国

産経新聞編集委員 高山 正之

 歴史、とくに近代史を見ると、日本人というのは本当に愚直な、それも「愚」にアクセントがくる印象を与える。

 例えば、数年の間隔で起きた日露戦争と米西戦争だ。二つの戦争の動機は同じだった。日露戦争(1904年)は、日本の脇腹に位置する朝鮮半島をロシアが取ろうとした。そんなところに掠奪と強姦の代名詞みたいな連中が来た日には、日本の安全など消し飛んでしまう。だから日本は「わが国の安全保障のために」宣戦布告して戦った。

 一八九八年の米西戦争も同じように、北米大陸の脇腹にあるスペイン領キューバが米国の不安材料だった。「いつか敵対国の手にわたったら」という危惧は、実際に六十年後、あのキューバ危機で現実のものになったが、米国はそれを先読みして戦端を切った。ただ、自国の安全保障という直截な言い方はしなかった。「植民地支配にあえぐ人々の自立のために」、米市民が立ち上がった、と。

 このとき海軍次官だったのがセオドア・ルーズベルトだった。彼は友人のアルフレッド・マハンの言葉を入れ、太平洋戦略の基地としてスペイン領フィリピンの奪取作戦も取り込んだ。そしてスペインに抵抗していたアギナルド将軍に、独立支援を餌にマニラ攻略の共同戦線を張った。

 米西戦争はスペインがさっさと降伏して翌一八九九年には終わったが、ロサンゼルスにあるこの戦争記念碑には「一九〇二年」とある。これは、アメリカに裏切られて抵抗するアギナルド将軍とその一派を、米軍が完全に掃討し終わった年を意味している。
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 米上院へのレポートでは、サマール島で三十八人の米兵が殺された報復に、この島とレイテ島の住民二万余人が虐殺されるなど、二十万人が殺された。

 この中には拷問死も多く、アギナルド・シンパとされた市民が逮捕され、「ウォーター・キュア(水療法)」の拷問を受けたと報告書は伝える。これはあの魔女裁判と同じに数ガロンの水を飲ませ、それでも白状しないと「膨れた腹の上に尋問の米兵が飛びおりる。彼らは口から数フィートの水を吹き上げ、多くは内臓損傷で死んだ。」(同報告書)

 そうやって平定したことを記念する前述の碑には、「植民地支配にあえぐ人々に自由の手を差し伸べた米軍兵士たちに」と記す。

 よく言うぜ、と思う。だからあの国は力はあるけれど、いまだに信頼感の低いままなのかもしれない。

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策士、ルーズベルトに踊らされた日本

 さて、その策士、ルーズベルトが大統領になったとき、日露戦争が起き、東洋の小さく貧しい日本が勝った。日本海海戦の勝利が伝わると、ニューヨーク・タイムズは「制海権を握った日本はウラジオストックを取って、この戦争を終わる。ロシアはシベリアの半分を割譲するだろう」と伝えた。それぐらいが近代戦争の相場だった。

 しかし、その記事の出た翌日、ルーズベルトは日露講和の斡旋を名乗り出る。そしてポーツマス条約にいたるが、彼はこの時期、フィリピン領有の次の太平洋戦略の手を打っていた。コロンビアの一州を煽動して、反政府独立運動を起こさせる。彼はそれをキューバのときと同じように、「自由を求める人々に」手を差し伸べて独立支援をする。独立した州に、米国はその返礼として運河用地の租借を要求する。これが、大西洋艦隊が太平洋にすぐ回航できるためのパナマ運河である。
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 そして彼はもう一つ、大きな戦略プランを立てる。日本を仮想敵とした「オレンジ作戦」である。

 そんな人物が、真剣に日本のためになる講和をやるだろうか。しかし、日本は愚直にも彼の善意を信じた。その結果が、賠償金は一銭もなし、領土割譲もシベリアなどとんでもない、わずかにロシアがもっていた満州の権益だけに終わった。

 ドイツの駐北京大使の報告書がある。日露戦争のあと、中国は日本の勝利を両国民が手をとって喜び合い、さらに多くの若者が日本に留学している傾向を伝え、彼は、「中国の日本化が進めば欧米諸国の権益がそこなわれる。英米共に協力して日本を抑え込むようにすべきだ」と提案している。日本が中国と手を携えれば、「大いなる脅威」だと、古くはロシアのゴローブニンがいい、その後ムッソリーニも、スチムソンも言葉を変えていっている。
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 中国領の満州を日本に与えれば将来どうなるかは、容易に想像がつく。事実、満州を巡る日中間のトラブルはそのわずか二十年後に火を噴き、欧米の脅威だった「日・中が手を握れば」は夢と消えてしまった。

 しかし、何度もいうように、日本はあまりにも真正直で、愚直だった。この偉大なる策士の策を見抜けなかった。

 日中間の紛争は欧米の蒋介石支援という形で泥沼化し、そして真珠湾、東南アジアへの戦火拡大へと進むが、これもルーズベルトの戦略の最終ステージだとみればよい。

 問題はなぜ、欧米がここまでだまされやすい日本を煙たがるのか、ということだ。
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他人をだます、"大義" ではなく、
行動で示した日本の生き方

 もちろん、その背景には白人キリスト教国家の世界支配にとって、考えられる唯一の脅威だったこともある。

 実際、この小さく貧しい黄色人種は、植民地の住民の前で三百年も君臨してきた白人を苦もなく追い散らし、白旗を掲げさせた。それは彼ら植民地の民に自立を促す大きな刺激となり、永遠と思われた植民地帝国主義を「ある意味で慈悲深く速やかに終わらせて」(クリストファー・ソーン)しまった。

 しかし、最も重要なことは、例えば米国がフィリピンでやったようなまやかしを、あるいはアヘン禁止のハーグ条約を締結しながら、英・仏などが「自国植民地では留保」をつけてベトナムで、マレー半島でアヘンを住民に売りつける背信行為を、さらには「後進地域の福利教育を促すのが神聖な使命」(国際連盟条約)と神の名までかたって実際は愚民化政策と搾取を続ける非道を、日本は一切やらなかったことにある。
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 その真正直さゆえに、だから、日本がやってきたことは多くの被支配国の人々を揺さぶれたのだと思う。東南アジア諸国が独立したのも、前述したような日本兵士の強さに触発されただけでなく、それ以上のものがあったことは、独立後に示した脅威の経済発展にもうかがわれる。あるいは最近、解禁された米国公文書には、黒人民権運動の底流が日露戦争によって生まれたことを示してもいる。

 日本と深くかかわった台湾の人が今、リップンチェンシン(日本精神)こそ「上に媚びへつらい、下にいばり散らす偏狭な民族性とカネしか信用しない中国人の悪性から台湾人を解放した」(蔡焜燦氏)とも。
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 米国は大声で「正義」を語る。自由のためにともいう。それが米国の大義だと。それがどんなものかは歴史が証明している。しかし日本は他人をだますための大義を口にはしなかった。行動で示してきた。日本の生き方は今も歴史を動かしている。

(注)この記事は日本会議発行の「日本の息吹」8月号より転載しました。


“歴史”は色々な見方が出来る。私は高山氏の論考は“物語”として“バランス(整合性)”が取れているように思える。


日本人よなめられるな

帝京大学教授 高山 正之

 この前、旧日本領の南洋諸島の一つ、パラオにいった。

 日本からは米国の航空会社、コンチネンタル航空のグアム経由便でいくが、さて、成田に行って驚いた。搭乗機が何と三十年も前につくられたDC10だった。

 この飛行機は製造されてすぐパリで床が抜け落ちて墜落し、シカゴでも離陸直後に裏返しになって落ちて・・・といった具合に実によく事故を起こしていた。

 それでダグラス社は左前になってマクダネルに吸収合併された。この機体を今でも使っているのは貨物機ぐらいだろう。

 しかし、それは驚きのまだ入口だった。座席が異常に狭い。ひざ頭が前席の背にこすれ、ひじ掛けの下から隣席の婦人のわき腹の肉がこちら側に押し寄せてくる。

 酒でも飲んで寝てしまおうと注文すると、国際線なのに「二ドルいただきます」ときた。

 機内食は出た。ただ、これもすさまじい。かさかさのパンにチーズをはさんだだけ。「飲み物といっしょに飲み下すんです」とこの便をよく利用する隣席の女性がコツを指導してくれた。

 やっとグアムに着いたら、「乗り継ぎ便は四時間後」ときた。この辺はコンチネンタルの独占運航だから、こんなでたらめができる。でも四時間はいい方で、名古屋からの女性グループは「七時間待ちです」となぐさめてくれた。

 そして帰り便。また恐怖のDC10で、何とか離陸して、こっちは仕事疲れで寝入って、やがて「食事です」で起こされた。機内は真っ暗で、老朽機にありがちな停電かと思ったら、「いや映画を上映するといってもう一時間以上、真っ暗なまま」だと隣の客が教えてくれた。

 客室乗務員に聞くと白々しい驚きのポーズがあって、やっとスクリーンが明るくなった。

 ハリソン・フォードが初の悪役を演じる映画で、恐怖のなぞ解きが進み、ミシェル・ファイファが殺されそうになるクライマックスで、画面暗転。「まもらくナリタです」で終わってしまった。

 乗客は「えーっ」と声はもらしたものの、そこは日本人だから暴動も器物損壊もなく、乗員の冷たい笑顔に送られて降りていった。ちなみにこの航空運賃はエコノミー往復で二十二万円だった。
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 「異見自在」は三年余で百七十本近くになる。その中で一番、頭にきたのがノルウェーの航空会社で出品した「日本人」というCMがカンヌ国際広告賞で金賞を取ったという話だ。日本人乗客がおしぼりの何たるかを知らず、ケーキで顔をふいてしまい、といった内容で審査会場は大爆笑、日本代表をふくめ全会一致で金賞が決まったという。

 おしぼりは日本が世界に普及させた日本文化だ。つい前世紀まで手づかみで食事をし、手鼻をかんでいたノルウェーにはこんな上品な風習はない。

 問題はそれ以上に「日本人」というタイトルである。明らかに日本人を間違ったイメージでステレオタイプ化し、メガネに出っ歯、カメラを下げて、の旧来のイメージを土台に、あか抜けないどじぶりを付け加えてみました、という意図がありありなのだ。

 いや、そんな意図はないと日本代表は言っているようだが、では、なぜ、爆笑の対象を「中国人」や「ユダヤ人」にしなかったのか。答えは簡単で、そんなことをすれば外交問題どころか、この航空会社はつぶされてしまうだろう。

 要するに、彼等は日本ならどんなことをやってもただへらへら、文句も言わないのを知っているからだ。現にこのCMが流れ続けた在ノルウェーの日本大使館は抗議すらしていない。

 日本を虚仮にしているのは米国も同じだ。ルービン米財務長官の退官パーティーで、一本のビデオが座興で流された。クリントンも登場する寸劇は、ルービンが彼におとしめられた日本の官僚に誘惑され、CIAが救出するという筋立てだ。

 ここでも、なぜどじな誘拐犯が日本人なのか。ルービンの大親友といえば、マハティールがアジア経済危機の張本人と名指ししたジョージ・ソロスがいる。それでルービンが親友をかばい、ヘッジファンドが悪いんじゃぁない、アジア諸国の経済体制が未熟だとかマハティールと随分やりあった。

 それなら誘拐犯をマレーシア人にすれば、もっと迫力も出たろうが、そうしたら座興が座興でなくなってしまったろう。

 ここでも同じように、日本ならどう侮辱してもばかにしても、問題にならないということだ。
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 日本はおよそ外国となるとやたら寛容になる。その外国で日本を侮辱のネタにしても、「文句を言うのは大人げない」なんて分別そうにいってきた。その結果はどうだったか、ナメられ、見くびられるだけだった。

 もう寛容の時代は終わった。手始めにコンチネンタル航空を日本人乗客の侮辱罪で乗入れ権を剥奪する。米国が文句を言ってきたらルービンの寸劇の悪意の釈明を求めればいい。

 卑下をやめ、世界を等身大で見る訓練をすべきだ。

 そうすれば、サッカーW杯で「韓日」を公式タイトルにするなんて発想は消えるだろう。


(注) この記事は産経新聞の平成13年3月22日朝刊より転載しました。


これが、世界の“スタンダード”である。
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