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「近・現代史」に興味があり、日々「美しい国・日本」を夢見ているちょっと(?)歳をとったちょっと太めの“あすなろおじさん”です。※※※※※※※※※
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沖縄集団自決訴訟の詳報(3)

“msn産経ニュース”より

赤松さん「タブーのような状態」
(1/3ページ)2007.11.9 19:00

《午後1時半に審理を再開。当事者席に大江健三郎氏が座ると、傍聴席の画家らがいっせいに法廷スケッチの似顔絵を書き始めた。まず、渡嘉敷島の守備隊長だった故赤松嘉次さんの弟の秀一さん(74)への本人尋問が行われた》

 原告側代理人(以下「原」)「あなたは赤松隊長の弟さんですね」

 赤松さん「そうです。兄とは年が13歳も離れているので、常時、顔を合わせるようになったのは戦後になってから。尊敬の対象だった。父が年をとっていたので、家業に精を出してくれた」

 原「沖縄タイムス社の『鉄の暴風』は読んだか」

 赤松さん「読んだ。大学の近くの書店で手に入れた」

 原「戦争の話には興味があったのか」

 赤松さん「戦争は中学1年のときに終わったが、陸軍に進むものと思っていたくらいだから、よく読んだ」

 原「『鉄の暴風』にはお兄さんが自決命令を出したと書かれているが」

 赤松さん「信じられないことだった。兄がするはずもないし、したとは思いたくもない。しかし、329人が集団自決したと細かく数字も書いてある。なにか誤解されるようなことをしたのではないかと悩み続けた。家族で話題にしたことはなかった。タブーのような状態だった」

 原「お兄さんに確認したことは」

 赤松さん「親代わりのような存在なので、するはずもない。私が新居を買った祝いに来てくれたとき、本棚で見つけて持って帰った」

 原「ほかにも戦争に関する本はあったのか」

 赤松さん「2、3冊はあったと思う」

 原「『鉄の暴風』を読んでどうだったか」

 赤松さん「そりゃショックだ。329人を殺した大悪人と書かれていた。もう忘れていたが、最近になって、ショックで下宿に転がり込んできたと大学の友人に聞かされた」




原「最近まで忘れていたのはどうしてか」

 赤松さん「曽野綾子さんの『ある神話の背景』が無実を十分に証明してくれたので、安心できたのだと思う」

 原「『ある神話の風景』は、どういう経緯で読んだのか」

 赤松さん「友達が教えてくれた。無実がはっきり証明され、信頼を取り戻せた」

 原「集団自決を命じたと書いた本はどうなると思ったか」

 赤松さん「間違った書物は削除、もしくは訂正になると思っていた」

 原「大江氏の『沖縄ノート』の引用を見て、どう思ったか」

 赤松さん「大江さんは直接取材したこともなく、渡嘉敷島に行ったこともない。それなのに兄の心の中に入り込んだ記述をしていた。人の心に立ち入って、まるではらわたを火の棒でかき回すかのようだと憤りを感じた」

 《大江氏が身を乗り出すようにして赤松さんの話を聞く》

 原「誹謗(ひぼう)中傷の度合いが強いか」

 赤松さん「はい」

 原「訴訟を起こしたきっかけは」

 赤松さん「3年前にある人から話があり、とっくの昔に解決したと思っていたのに『鉄の暴風』も『沖縄ノート』も店頭に並んでいると聞かされたから」


 原「実際に『沖縄ノート』を読んでどう思ったか」

 赤松さん「難しい本なので飛ばし読みしたが、兄が誹謗中傷されているのはよく分かった」

 原「悔しい思いをしたか」

 赤松さん「はい。沖縄で極悪人と面罵(めんば)されたのですから。兄は自決命令を出していないと無実を訴える手記を出していたが、ペンも凶器になるということだ。兄は手記の中で、『沖縄ノート』の資料の質を問い、証人を示すのがジャーナリストの最低限の良心と問うていた」

 《原告側代理人の質問が終了》

 被告側代理人(以下「被」)「集団自決命令について、お兄さんから直接聞いたことはありますか」

 赤松さん「ない」

 被「お兄さんは裁判をしたいと話していたか。また岩波書店と大江さんに、裁判前に修正を求めたことがあったか」

 赤松さん「なかったでしょうね」

 被「『沖縄ノート』が店頭に並んでいると教えてくれた人が、裁判を勧めたのか」

 赤松さん「そうなりますか」

 被「お兄さんの手記は読んだか」

 赤松さん「読んだ」

 被「『島の方に心から哀悼の意を捧(ささ)げる。意識したにせよ、しなかったにせよ、軍の存在が大きかったことを認めるにやぶさかではない』と書いているが」

 赤松さん「知っている」

 原「裁判は人に起こせと言われたのか」

 赤松さん「確かにそうやけど、歴史として定着するのはいかんと思った。そういう気持ちで裁判を起こした」

 《赤松さんへの質問は30分足らずで終了した》

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沖縄集団自決 | 【2007-11-10(Sat) 15:57:56】
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