三日目の8月8日、副作用が出始める。
骨髄抑制、白血球の値が一時「800」に減少する。
白血球の正常値は「4000~10000」とのこと。
感染症が懸念された。
8月12日、白血球の値が「1800」に。
8月13日、「7800」まで回復する。
8月18日、脱毛が目立つようになる。
思えば最後に食事を口にしたのが8月8日。
以後、点滴治療のお世話になる。
8月21日、12日ぶりに僅かながらも食事を口にする。
(“ナベルビン(ビノレルビン)pdf”)説明文書
ドセタキセル → 味覚障害がでやすい。2週間程度でやわらいでくると思われる。
高齢者が抗癌剤を使用すると副作用は出やすい。
数ヶ月の余命延長の為に抗癌剤治療をするということになる。
高齢者に効果があると言われているのはドセタキセルの他にはナベルビンいう薬だが、これは骨髄抑制が強いので、減量して行う必要がある。
抗癌剤を使用して小さくなるのかはやってみないとわからない。
抗癌剤をやらずに、何か症状がでてきたときに緩和というのも一つの選択肢。
ナベルビン 骨髄抑制 神経障害 血管炎
来週の抗癌剤は行うかどうかはご本人との相談。
量は減らすが、味覚障害はでる。
1度体力の改善を待ってから、もう一度というものも可能。
数ヶ月の余命延長の為にご本人の生活の質をおとすことが本当に良いことなのか、ご本人と家族がゴールをどこにもっていくかだと思う。
体力回復を待ってからもう一度次の治療を考えてもいいのではないでしょうか。
今は癌は限局しているので、余後に関してはコメントは難しい。もともとの肺の病気もあるので、どちらが余後を決めるかというようながんの状態。
今回の抗癌剤治療は「2クール」がワンセット。
「1クール」は終了した。
週明け、「2クール」目の治療開始予定。
父は昭和2年生まれの82歳。
体力、そして気力の衰えが目立ってきている。
「数ヶ月の余命延長の為に抗癌剤治療をするということになる」
「数ヶ月の余命延長の為にご本人の生活の質をおとすことが本当に良いことなのか」
はてさて…
処方する“抗癌剤”は“ドセタキセル(タキソテール)pdf”とのこと。
以下は担当医師による“インフォームドコンセント(IC)”。
説明文書
初めての治療なので、入院して治療を開始し、副作用などをチェックします。以降、とくに問題がなければ外来で抗癌剤を継続していくことになります。
肺癌の抗癌剤治療、2剤併用で行うことが多い
75才以上、高齢者に関しては2剤で行っても単剤で行っても予後に変わりがないという研究結果がでているので単剤で行う方がいい。
縮小効果が上回っているドセタキセル単剤で今回はやってみようと考えている。
単剤でも副作用はある。
消化器症状〔食欲↓ 気持ち悪い 口内炎(ドセタキセルに多い)etc.〕
骨髄抑制 → 感染
毛が抜けてくる
アレルギー ← 一日目に出やすい
どの時期にどの位の副作用がでてくるかというのをしっかりチェックする。
→ 3週間ぐらいの入院の予定
治療効果はすぐに出てくるものではない。2コース終わった時点でCTで評価。2コース目終了時点で憎悪みとめられたり、日常生活に支障でる副作用ある場合などは薬を変更。効果あればこの薬を継続
抗癌剤をつづける為には体力が大事。食べられる時にしっかり食べましょう。
はてさて“効果”は…。